気になる場所をピンポイントで改善!部分リフォームの基礎知識と費用相場

家全体を新しくするフルリフォームは、多額の費用や時間がかかるため、なかなか踏み切れないという方も少なくないでしょう。そんなときに選択肢となるのが、必要な場所だけを新しくする部分リフォームです。そこで本記事では、部分リフォームの仕組みやメリットデメリット、そして気になる費用相場について解説します。
もくじ
ピンポイントで住まいを整える部分リフォームとは?
部分リフォームとは、その言葉が示す通り、住宅の特定の場所だけを改修する工事のことを指します。たとえば、古くなったシステムキッチンを最新のものに入れ替えたり、和式トイレを洋式に変更したり、子供の成長に合わせて子供部屋の内装をきれいにし直したりといった内容が代表的です。フルリフォームほどの大きな変化は期待できませんが、毎日の生活で「ここが不便だな」と感じている箇所を解消したい場合には、非常に効率的で満足度の高い選択肢となります。
部分リフォームを選ぶことで得られる嬉しいメリット
ここでは、なぜ多くの人が部分リフォームを選ぶのか、主なメリットを3つの視点から詳しく見ていきましょう。
家計に優しく予算内で理想を叶えられるコスト面
最大のメリットは、フルリフォームやスケルトンリフォームに比べて、費用を大幅に抑えられる点です。工事を行う範囲が限定されているため、材料費や人件費が少なくて済み、限られた予算の中でも住宅の機能をアップデートすることが可能です。
短期間で完了するため日常生活への影響が少ない工期
工事期間が非常に短いことも、忙しい現代人にとっては大きな利点です。フルリフォームであれば数ヶ月かかることも珍しくありませんが、部分リフォームなら内容によっては1日、長くても1週間程度で終わるケースがほとんどです。トイレや洗面所の交換であれば数時間から1日で完了することもあり、生活のリズムを大きく崩すことなく、あっという間にきれいな住まいを手に入れられます。
今の家に住んだまま工事が進められる手軽さ
家全体の工事となると、一時的に別の家へ引っ越す仮住まいの手配や二度の引っ越し作業、家賃の支払いなどが必要になり、精神的にも金銭的にも負担が重くなります。しかし、部分リフォームであれば今の暮らしを維持したまま、職人さんが作業する様子を見守りながら完成を待つことができるため、非常にスムーズに進めることが可能です。
事前に知っておきたい部分リフォームの注意点とデメリット
手軽で便利な部分リフォームですが、工事を進める上で気をつけなければならない点もいくつか存在します。後悔しないリフォームにするために、あらかじめデメリットについても正しく理解しておきましょう。
古い住宅では工事が始まってから追加費用が出る可能性
築年数が経過している住宅の場合、いざ壁を剥がしてみると、予想外のトラブルが見つかることがあります。たとえば、お風呂の交換を始めたら床下の土台が腐っていたり、シロアリの被害が見つかったりするケースです。このような場合は、当初の見積もりにはなかった補修費用が追加で発生してしまいます。あらかじめ「もし不具合が見つかったらどうなるか」を施工業者と話し合っておくと、心構えができて安心です。
構造上の問題で間取りの変更が制限されるケース
部分リフォームでは、部屋の壁を取り払って広くするといった大きな間取り変更が難しい場合があります。住宅の強度を支えている耐力壁と呼ばれる壁は、勝手に撤去できないため、思い通りの空間が作れないこともあるのです。もし部屋の形を根本から変えたいと考えているのであれば、部分的な改修ではなく、家全体の構造を確認しながら進めるフルリフォームを検討する必要があるかもしれません。
場所別で見る部分リフォームの一般的な費用相場
ここでは、リフォームの依頼が多い水回りと内装の一般的な費用相場をご紹介します。
洗面所とトイレを快適にするためのリフォーム費用
洗面所のリフォームは、洗面台の交換や内装の張り替えを含めて、およそ10万円から40万円程度が目安となります。選ぶ洗面台のグレードや壁紙をどこまで新しくするかによって価格が変わってきます。一方、トイレのリフォーム費用は、便器の交換や床の張り替えなどで、8万円から50万円ほどです。最新のタンクレストイレや掃除がしやすい高機能なモデルを選ぶと、費用は高くなる傾向にあります。
キッチンと浴室を新しくするためのリフォーム費用
水回りの中でも費用が大きくなりやすいのがキッチンと浴室です。キッチンのリフォーム相場は40万円から250万円程度と幅広く、キッチンの形状や「システムキッチン」の性能によって大きく左右されます。また、浴室のリフォームは100万円から200万円程度が一般的で、工事のしやすさやお風呂のテレビ、ジェットバスなどのオプションの有無によって金額が決定します。
お部屋の印象をガラリと変える内装リフォーム費用
部屋の壁紙や床を新しくする内装リフォームは、面積や素材の種類によって費用が異なります。6畳の部屋の壁紙をすべて張り替える場合、4万円程度からが相場です。また、床を新しいフローリングにする場合は、同じ6畳で7万円程度からが目安となります。床暖房を新しく導入したり、間仕切り壁を設置したりする場合は、これに加えて追加の工事費用が必要です。
まとめ
部分リフォームは、住まいの気になる部分をピンポイントで改善し、予算や時間を抑えながら毎日の生活を心地よくしてくれる素晴らしい方法です。フルリフォームほどの自由度はありませんが、今の暮らしの良さを活かしつつ、不便な箇所だけを新しくできる手軽さは大きな魅力といえるでしょう。まずは信頼できる施工会社に相談し、自分の理想が部分リフォームで叶えられるかどうかを確認することから始めてみてください。


















