リフォームで理想の住まいを実現!準備からローンまで徹底解説
長年住み続けてきたマイホームもどきが経つにつれて不便な面が見えてきます。また、ライフスタイルや家族構成の変化にともなって使いづらくなることもあるでしょう。
そんな時には建て替えではなくリフォームを行うことで、快適性が高まります。しかし、リフォームの準備はどのように始めたらよいのかわからないという方も多いことでしょう。
そこで今回は、リフォームに関する準備のポイントやローンについて、徹底的に解説していきます。
リフォームの流れ
リフォームの全体的な流れとしては、まずリフォームしたい箇所を決めましょう。リフォーム箇所によって必要となる費用は異なるため、相場や具体例などを参考にして資金計画を立てるとよいでしょう。
リフォーム業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりをもらうことが大切です。比較して、希望に合った内容であれば契約します。
工事完了後に支払いをしてリフォーム完了となります。
リフォームを検討するタイミング
リフォームを検討するタイミングとしては、ライフスタイルが変化したときや住宅設備に故障や老朽化が見られたときなどが挙げられます。思い切ってリフォームに踏み切ることで、生活の利便性が高まることでしょう。
生活の利便性を高めたいとき
長年住んでいる住まいに不満があるときは、リフォームを検討するタイミングと言えるでしょう。リフォームによって設備を入れ替えたり、新たに導入したりすることで、マイホームの寿命を長持ちさせることができます。
住宅の故障や不満をそのままにしておくと、後から高額な修理費用がかかることがあるので、なるべく早めにリフォームを検討しましょう。
ライフスタイルが変更したとき
ライフスタイルに変化が起こったときにもリフォームを検討するチャンスと言えます。たとえば、お子さんが独立したときや二世帯住宅を建てたいときなど、ライフスタイルの変化に合わせてリフォームすることで、生活しやすくなります。
ライフスタイルの変化や家族構成の変化にともなうリフォームは、先の未来まで考慮して計画を立てることが大切です。数年後に追加でリフォームしなくて済むように、将来の生活を見越してリフォームを検討しましょう。
住まいの寿命を長めたいとき
何世代にもわたって家を引き継いでいきたい場合には、リフォームが欠かせません。とくに、日本は世界でも有数の地震大国と言われており、家の強度を確保することが大切です。
たとえば、窓が多い住宅や1階が店舗やインナーガレージになっている住宅の場合には、耐震リフォームがおすすめです。十分な耐震性を確保することで、長期的に安心して暮らし続けることができるでしょう。
また、健康を守るためには、家の断熱性も重要です。年を重ねたときにヒートショックによる健康被害をできるだけ避けるためにも、断熱リフォームを検討しましょう。
老朽化や故障を解消したいとき
住宅に長く住むためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。具体的には、歩くときしむ床や黄ばんだ壁、油汚れが目立つキッチンなど、気になる部分は早めに対処しましょう。
メンテナンスの時期は生活スタイルによって異なります。ひどくなってからリフォームを行うとなると、大規模な工事が必要となる場合もあるため、ベストなタイミングでリフォームを始めましょう。
失敗しないための準備のポイント
リフォームには数万円~数百万円単位の費用が必要となります。後悔しないためのポイントを2つ紹介していきます。
イメージを整理して資金計画を立てる
希望どおりにリフォームを成功させるためには、イメージを明確にして業者に的確に伝えることが大切です。雑誌やインターネット上に掲載されている写真を活用しながら、確実にイメージを共有しましょう。ショールームがあれば、実際に足を運んで確認するのもおすすめです。
また、前述のとおり、リフォームには数百万円単位の費用が掛かるケースもあります。あらかじめ余裕を持って資金計画を立てましょう。
リフォームの打ち合わせを進めていくと、理想や希望がどんどん膨らんでしまうものです。その場ですぐに契約するのではなく、一度持ち帰ってリフォームの予算を確認しましょう。
ローンを借り入れる場合には、無理なく返せる範囲で検討しましょう。今後のライフイベントで必要となる支出と照らし合わせながら、資金計画を立てるとよいでしょう。
徹底的に情報収集する
リフォームを行う際には、情報収集が大切です。知らずに進めると損してしまう可能性もあります。チラシや口コミ、インターネット上の情報を上手に活用してみましょう。
また、見積もり作成の際には、業者と直接やり取りをすることになります。その際には、電話などでの口頭でのやり取りだけでなく、メールなどの記録に残るようなやり取りをすることが大切です。
トラブルを防止するためには、記録に残すことが大切です。
リフォームローンを活用しよう
リフォームを行う際には「リフォームローン」を利用することができます。リフォームローンについて、くわしく解説します。
リフォームローンとは?
リフォームローンとは、銀行などが提供している住宅のリフォームを対象としたローンのことです。住宅ローンと違って無担保タイプを採用していることが多く、低金利で借り入れすることができます。また、審査も住宅ローンより緩いことがほとんどです。
リフォームローンを選ぶ際には「限度額」「借入期間」「金利タイプ」の3つのポイントを確認しておきましょう。限度額は、多くの場合50万円~500万円程度です。
また、金利タイプは、固定金利もしくは変動金利のいずれかとなっています。今の家計の状況や返済予定、年齢などを踏まえて、3つのチェックポイントを比較してみましょう。
ちなみに、リフォームローンの他にも住宅ローンやリバースモーゲージ、カードローンといった選択肢があります。ただし、借入期間が短く、限度額も少ないことが多いので、まずはリフォームローンを検討してみるとよいでしょう。
金利について
金利とは、借り入れた金額に対してかかる利子のことです。住宅ローンの金利は0.5~2.5%ほどが相場であるのに対して、リフォームローンの金利は2.5~4.5%ほどとなっています。その理由としては、無担保であることが挙げられます。
なお、金利は毎月見直される可能性があり、相場が読みづらいので注意しましょう。ネットバンキングや都市銀行、地方銀行などは比較的金利が低い傾向にあるため、確認してみましょう。
リフォーム減税について
リフォーム減税とは、一定の条件を満たす場合に税金を減らしたり、優遇措置が受けられたりする制度のことです。お得にリフォームしたい方は、ぜひ押さえておきましょう。
対象となる税金は「所得税」「固定資産税」「贈与税」「登録免許税」「不動産所得税」の5つです。税金の種類によって優遇内容は異なります。
また、減税を受けるためには、いくつかの条件があります。対象となるリフォームは「バリアフリーリフォーム」「省エネリフォーム」「同居対応リフォーム」「耐震リフォーム」「長期優良住宅化リフォーム」の5つです。
優遇を受ける税金の種類によって、満たすべき要件は異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。リフォーム減税について知っておくことで、条件を満たすリフォームを計画することができます。
前もってリフォーム業者に確認しておくと安心です。
まとめ
今回は、リフォームに関する準備のポイントやローンについて解説しました。住み慣れた自宅も月日が経つにつれて不満が生まれてくるものです。
また、家族構成やライフスタイルの変化にともなって使い勝手が悪くなることもあるでしょう。そんな時は、リフォームを検討するタイミングと言えます。
リフォームには数万円~数百万円単位の費用がかかるため、あらかじめ余裕を持った資金計画が大切です。銀行などでは無担保のリフォームローンを提供しているところもあるため、予算に応じて利用するとよいでしょう。
本記事が参考になれば幸いです。