庭を駐車場にリフォームするには?費用相場や注意点を解説
使っていない庭を有効活用したいと考えている方に注目されているのが、庭を駐車場へリフォームする方法です。車を所有している家庭では、自宅敷地内に駐車スペースを確保できると、日々の生活がより快適になります。本記事では、庭を駐車場に変える際にかかる費用の目安や、知っておきたい注意点について紹介します。
庭を駐車場にリフォームするとどう変わる?イメージ例を紹介
使っていない庭を駐車場に変えると、暮らしがより便利になります。以下では、庭を駐車場にリフォームした具体的な例を紹介します。
門柱やブロックをなくして広々スペースに
庭の一部だけでなく、門柱や古いブロック塀も思いきって撤去すると、敷地がフラットで広く見えるようになります。車を停めるスペースにゆとりができるだけでなく、見た目もすっきりします。車の出し入れがしやすくなることもメリットです。とくに、車を2台以上持っている家庭におすすめのリフォームです。
塀をなくしてゲートを設置!防犯対策もバッチリ
ブロック塀を撤去して代わりにゲートをつけた駐車場にすると、見た目がすっきりするだけでなく、防犯面でも安心です。ゲート付きなら、車の盗難やいたずらの心配も減り、夜間の安全性もアップします。
電動タイプのゲートにすれば、乗ったまま開閉できてとても便利です。家の防犯対策を重視する場合にとくにおすすめです。
駐車場+駐輪場で家族みんなが使いやすい
駐車スペースに加えて、自転車専用の駐輪場も設けることで、家族全員が使いやすくなります。
子どもの通学や買い物などで自転車を使う機会が多い家庭では、自転車を雨から守れる屋根付きのスペースがあると安心です。車も自転車も快適に使いたい人にぴったりのリフォームです。
庭を駐車場にリフォームする費用はどれくらい?
庭を駐車場にリフォームしたい場合、リフォームの内容によって費用は大きく変わります。以下では、代表的な工事内容ごとの費用の目安や、費用が変わる理由について紹介します。
費用はケースバイケース!まずは目安を知ろう
駐車場リフォームの費用は「これくらい」と一概にいえません。なぜなら、工事の内容や敷地の状態によって金額が大きく変わるからです。
たとえば、ただ土をならして駐車できるようにするだけなら費用は抑えられますが、コンクリート舗装や門まわりの解体工事を行うと、その分高くなります。まずは、自分の希望する内容にどのくらい費用がかかるのかを知ることが大切です。
工事内容で変わる!代表的な費用の目安
たとえば、門柱やブロック塀を撤去して、コンクリートで舗装する場合の費用は、130万円前後がひとつの目安です。さらにガレージを建てる場合は、車1台用で100~300万円、2台分だと200~400万円ほどかかることもあります。
また、屋根だけのカーポートなら、1台用で10~40万円、2台用で25~50万円が相場です。必要な設備や車の台数によって、予算の組み方が変わってきます。
庭を駐車場にリフォームするときの注意点とは?
最後に、庭を駐車場にするためのリフォーム工事を始める前に知っておくべき、いくつかの注意点を解説します。
毎日使う場所だから使いやすさを大切に
駐車場は毎日使う場所なので、見た目よりも「使いやすさ」を重視することが大切です。たとえば、車のサイズに合ったスペースを確保しておかないと、出し入れがしづらくなってしまいます。
また、将来的に車を買い替えることも考えて、少し余裕を持った設計にしておくと安心です。
工事中のトラブルを防ぐために配慮を忘れずに
リフォーム工事中は騒音や振動が出ることがあるため、事前に近隣住民へ挨拶をしておくとトラブルを防げます。
また、工事期間中は自宅に車を停められないため、一時的な駐車場所も考えておく必要があります。近くにコインパーキングがあるか確認したり、知人に一時的に貸してもらえる場所がないか相談しておくと安心です。
見積もりは1社だけで決めず比較しよう
リフォームの内容や費用は、業者によって大きく変わることがあります。できれば2~3社から見積もりを取り、内容をよく比較しましょう。
価格だけでなく、説明がていねいかどうか、相談しやすいかといった「信頼できるか」も大切なポイントです。口コミや実績も参考にしながら、安心して任せられる業者を選ぶようにしましょう。
補助金が使えることも!自治体の制度を調べよう
自治体によっては、外構工事やリフォームに補助金が出ることがあります。バリアフリー対応や排水対策など、目的によって対象となるケースもあるので、事前に市区町村のホームページで確認してみましょう。
申請のタイミングが決まっていることもあるため、早めに調べておくことをおすすめします。
まとめ
使っていない庭を駐車場にリフォームすることで、住まいの利便性と快適性が大きく向上します。門柱や塀を撤去してスペースを広げたり、防犯性を高めるゲートを設置したり、家族のニーズに応じた駐輪場を併設することで、使いやすく実用的な空間に生まれ変わります。費用は工事内容によって大きく異なり、コンクリート舗装やカーポート設置などで予算が増える場合もありますが、使い勝手や将来性を考慮した計画が重要です。また、工事前の近隣への配慮や複数社からの見積もり比較、自治体の補助金制度の活用なども成功のカギとなります。快適で機能的な住まいを目指す人にとって、庭の駐車場リフォームは非常に魅力的な選択肢です。本記事が、庭のリフォームを検討している家庭にとって参考になるものなら幸いです。